一般小学生
まとめ
解説
フィヨルドは、氷河時代に厚い氷の層(大陸氷河)が自重で移動する際、地表を深く削り取った「U字谷」を起源とします。その後、気候の温暖化に伴う氷河の後退と海面の上昇、あるいは地殻の沈降によって、この深い谷に海水が浸入することで形成されました。
地形的な最大の特徴は、その「深さ」と「険しさ」にあります。河川による浸食でできたV字谷が沈水してできるリア海岸とは異なり、氷河は谷の側面も底も力強く削り取るため、断面がU字型になります。そのため、海岸線からすぐに水深が数百メートルから千メートル以上に達することも珍しくありません。また、入り江は非常に細長く、内陸部まで数十キロメートルから百キロメートル以上にわたって続くことがあります。
| 項目 | フィヨルド | リア海岸 |
|---|---|---|
| 元の地形 | 氷河によるU字谷 | 河川によるV字谷 |
| 断面の形状 | U字型(底が深く平ら) | V字型(底が浅く狭い) |
| 海岸線の特徴 | 直線的で深い入り江 | 複雑に屈曲した入り江 |
| 主な分布地 | ノルウェー、チリ、カナダ | 日本(三陸)、スペイン |
小学生のみなさんへ
フィヨルドとは、むかしむかしに「氷河」という巨大な氷の固まりが、地面をけずって作った深い谷に、海の水が入りこんでできた場所のことです。
氷河はとても重たいので、地面を「U」の字の形に深く、するどくけずり取ります。そのため、フィヨルドの両がわは、まるで見上げるような高い「断崖絶壁」になっています。海の水はとても深く、大きな船でも岸のすぐ近くまでよることができます。
世界では、北ヨーロッパのノルウェーという国などが有名です。日本では見ることができない、とてもダイナミックな景色が広がっています。
ルラスタコラム
フィヨルドは海なのに、波がとっても静かなんです。まわりが高い山にかこまれているので、強い風がふきこみにくいからですね。まるで鏡のような海面に、まわりの山がうつる美しい景色が見られますよ。
テストでの問われ方・理解度チェック
記事の内容に誤りがありますか?
⚠️ 修正を提案する