- 一定期間内に、特定の海域や地域で漁獲(採捕)された水産物の合計重量のこと。
- 国の水産業の規模や資源状況を把握するための基礎的な統計データとして用いられる。
- 日本の漁獲量は1980年代をピークに減少傾向にあり、現在は養殖業の比重が高まっている。
解説
漁獲量は、その土地の自然環境や経済活動を反映する重要な指標です。地理の学習においては、単なる数字としてだけでなく、背後にある海流(暖流と寒流の交わる潮目)や海岸線の形状、さらには港の設備といった要因と結びつけて理解することが求められます。
統計データとしての漁獲量は、地理の試験において非常に重要です。例えば、四国地方の各県の統計上の特色から県名を特定する問題や、白地図上の海岸線の形、さらには標準時子午線や緯度・経度の数値と組み合わせて地域を判別する問題などで、漁獲量のデータが大きな手がかりとなります。どの地域でどのような魚種が揚がっているかを知ることは、その場所の気候や地形を理解することと同義です。
コラム
近年では、地球温暖化による海水温の上昇や、過剰な漁獲による資源の枯渇が世界的な課題となっています。これに対応するため、持続可能な漁業を目指す「資源管理」の考え方が重要視されています。
また、主要都市の工業(川崎市など)や日本アルプスなどの地形的特徴と合わせて、特定の県を特定する問題も頻出します。人口規模や製鉄所の有無、さらには発電所の立地など、複数の社会・地理的特徴と漁獲量データを照らし合わせることで、より多角的な地域分析が可能になります。