吉野彰

吉野彰

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • リチウムイオン電池の基本構造を確立し、2019年にノーベル化学賞を受賞した日本の化学者・エンジニア。
  • 正極にコバルト酸リチウム、負極に炭素材料を用いることで、小型・軽量で高電圧な二次電池の実用化に成功した。
  • 幼少期にファラデーの『ロウソクの科学』に感銘を受け、科学の道を志したエピソードでも知られる。
リチウムイオン電池ノーベル化学賞旭化成ロウソクの科学

解説

吉野彰は旭化成の研究員として、1980年代に新型二次電池の開発に成功しました。当時、ジョン・グッドイナフが発見したコバルト酸リチウムを正極に、自身が開発した炭素材料を負極に組み合わせることで、リチウムイオン電池の基本概念を1985年に確立しました。この発明は、それまでの電池に比べて非常に軽量かつ高電圧で、繰り返し充電しても劣化しにくいという画期的な特性を持っていました。

この技術の普及により、ノートパソコンやスマートフォンなどのモバイル機器が急速に普及し、現代のモバイルIT社会が実現しました。現在は、電気自動車(EV)再生可能エネルギーの蓄電システムなど、環境問題解決のためのキーテクノロジーとしても極めて重要視されています。2019年には、リチウムイオン電池の開発に貢献したとして、ジョン・グッドイナフ、スタンリー・ウィッティンガムと共にノーベル化学賞を受賞しました。

コラム

吉野氏が科学に興味を持つきっかけとなったマイケル・ファラデーの著書『ロウソクの科学』は、科学教育の古典として有名です。この本では、ロウソクが燃焼する際に水(水蒸気)二酸化炭素発生する化学変化のプロセスや、炎の構造(外炎・内炎・炎心)による温度や性質の違いが実験を通して示されています。吉野氏は、身近な現象を実験で解き明かす科学の面白さに触れ、その後の研究者人生の原点となりました。

小学生のみなさんへ

吉野彰(よしのあきら)さんは、スマートフォンやゲーム機などに使われている「リチウムイオン電池(でんち)」という、くり返し充電して使える電池を発明した日本の科学者です。この発明によって、私たちの生活はとても便利になりました。その功績こうせきが認められ、2019年にノーベル化学賞を受賞しました。

吉野さんが科学に興味きょうみを持ったのは、小学校4年生のときに先生から『ロウソクろうそく科学がく』という本をすすめられたことがきっかけです。この本には、ロウソクが燃えるときに水や酸化炭素にさんかたんそができることなど、実験のふしぎが書かれています。吉野さんはこの本を読んで、「科学っておもしろい!」と感動したそうです。

ルラスタコラム

ロウソクの炎をよく見ると、場所によって色がちがいます。一番外側の「外炎(がいえん)」は、まわりの空気とよくふれあうので、一番温度が高くなります。かわいたコップを炎にかざすと内側に水滴(すいてき)がつくのは、ロウが燃えて水ができるからなんですよ。

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