ロウソクの科学

ロウソクの科学

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 19世紀の科学者マイケル・ファラデーが、子供たちに向けて行った講演をまとめた科学の古典的名著です。
  • 1本のロウソクが燃えるという身近な現象から、燃焼の仕組みや空気の性質、物質の変化といった科学の基本を網羅的に解説しています。
  • 現代理科教育の原点とも言われ、観察することの大切さを説いた一冊として世界中で読み継がれています。

解説

ロウソクが燃えるとき、単に形がなくなるのではなく、別の物質に変化していることを実験で示しています。例えば、乾いた集気びんを炎にかざすと内側に水滴がつくことから「水」が発生していることがわかります。また、燃焼後の集気びんに石灰水を入れて振ると白く濁ることから「二酸化炭素」が発生していることも証明されます。

ファラデーは、ロウソクの芯を伝って溶けたロウが吸い上げられ、熱によって気体となり、それが空気中の酸素と結びついて光と熱を出すプロセスを丁寧に説明しました。これは「燃焼」という化学反応の本質を突いたものです。

コラム

著者のマイケル・ファラデーは、電磁誘導の発見など物理学・化学の分野で偉大な功績を残した人物です。彼は正規の高等教育を受けていませんでしたが、製本屋での徒弟奉公中に本を読み漁り、独学で科学の道を切り拓きました。

この本は、彼がロンドン王立研究所で毎年行っていた「クリスマス・レクチャー」という公開講座がもとになっています。ノーベル賞受賞者の吉野彰氏が、子供の頃にこの本を読んで科学に興味を持ったというエピソードも有名です。

小学生のみなさんへ

「ロウソクの科学がく」は、今から160年以上も前に、イギリス科学者かがくしゃマイケル・ファラデーが書いた本です。1本のロウソクが燃える様子をじっくり観察することで、世の中の不思議を解き明かしていく物語のような内容です。

ロウソクが燃えると、実は「水」と「酸化炭素にさんかたんそ」という別のものが生まれます。冷たいコップを炎に近づけると、内側がくもって水滴がつきます。また、燃えたあとの空気に石灰せっかいすいを入れると、白くにごります。このように、目に見えない変化を実験で確かめる楽しさが、この本にはたくさんつまっています。

ルラスタコラム

ファラデーは「ロウソクの炎は、宇宙うちゅうで一番美しいものの一つだ」と言いました。ロウソクの炎がなぜあのような形をしているのか、なぜあんなに明るいのか。身近なものを不思議に思う心が、新しい発見につながるのですね。

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