上昇温度

一般小学生

まとめ

解説

上昇温度とは、加熱を始める前の温度と、加熱した後の温度の差を指します。物理や化学の実験において、物質がどれだけの熱エネルギーを受け取ったかを判断するための重要な指標です。

中学校の理科で行われる電熱線の実験では、水の上昇温度を測定します。このとき、上昇温度は電熱線から発生した「熱量(ジュール)」に比例します。熱量は「電力(W)×時間(s)」で求められ、電圧が一定であれば電力は電流に比例するため、結果として上昇温度は「電流の大きさ」と「電流を流した時間」の両方に比例することになります。

コラム

実験データから上昇温度を読み解く際は、電熱線の太さ(断面積)にも注目する必要があります。断面積が大きな電熱線は電気抵抗が小さくなるため、同じ電圧をかけた場合、より大きな電流が流れて上昇温度も高くなります。

また、上昇温度は温める水の量(質量)に反比例します。同じ熱量を与えても、水の量が2倍、3倍と増えれば、温度の上がり方は2分の1、3分の1と小さくなります。計算問題では「最終的な温度」を答えるのか「上昇した分の温度」を答えるのかを正確に区別することが大切です。

小学生のみなさんへ

上昇温度(じょうしょうおんど)とは、温める前とあとの温度をくらべて、どれだけ温度が上がったかという「変化した分」のことです。たとえば、20度の水が30度になったら、上昇温度は10度になります。

理科の実験では、電熱線でんねつせんを使って水を温めることがあります。このとき、電気を流す時間を長くしたり、流れる電流を大きくしたりすると、上昇温度は大きくなります。これは、電気が作る熱の量が増えるからです。このように、一方が増えるともう一方も決まった割合わりあいで増える関係を「比例ひれ」といいます。

反対に、温める水の量を増やすと、温度は上がりにくくなります。水の量が2倍になると、上昇温度は半分になってしまいます。このような関係を「反比例はんぴれい」と呼びます。実験の結果をグラフや表で見るときは、このルールを思い出してみましょう。

ルラスタコラム

水は他のものにくらべて、温まりにくく冷めにくいという性質を持っています。海に近い場所が、夏はすずしく冬はあたたかいのは、海の水が温度の変化をおさえてくれているからなんですよ。

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