100℃

一般小学生

まとめ

解説

水を加熱していくと、水温が上昇し、やがて液体の内部からも気化が始まる「沸騰」という現象が起こります。このときの温度が沸点であり、標準気圧下では100℃となります。沸騰している間、外部から加えられた熱エネルギーはすべて状態変化(液体から気体への変化)のために消費されます。これを「潜熱(蒸発熱)」と呼び、このエネルギー消費によって、水がすべて蒸発しきるまで温度は100℃以上に上昇することはありません。

また、沸騰と混同されやすい現象に「蒸発」がありますが、蒸発は液体の表面からのみ気化が起こる現象であるのに対し、沸騰は液体の内部からも気化が起こるという違いがあります。沸騰が始まると、水は水蒸気になることで体積が約1700倍にも急激に膨張します。この体積変化の大きさも、状態変化における重要な特徴の一つです。

コラム

多くの物質は、液体から固体に変化する際に体積が減少しますが、水は例外的に、液体(水)から固体(氷)になるときに体積が増加するという特殊な性質を持っています。この性質により、寒冷地では冬の夜間に水道管内の水が凍結・膨張し、管を内側から押し広げて破裂させてしまう事故が発生します。

これを防ぐために、あえて少量の水を流し続けて凍結を防止する「水抜き」などの対策が取られます。100℃という沸点だけでなく、こうした水特有の物理的性質を理解しておくことは、日常生活におけるトラブル回避にも役立ちます。

小学生のみなさんへ

水をおなべやフラスコに入れて温めていくと、温度がどんどん上がっていきます。そして、ある温度になると、水の表面だけでなく中からもあわが出てきて、はげしくわき立ちます。これを「沸騰ふっとう」といいます。

水が沸騰ふっとうしている間は、火で温め続けていても、温度は100℃から上がりません。これは、火の熱がすべて水を気体きたい(水蒸気)に変えるために使われるからです。水がすべて水蒸気になるまで、温度はずっと100℃のままです。

また、水にはふしぎな性質があります。ふつうの物質は、液体から固体になるときに体積が小さくなりますが、水は氷になるときに体積が大きくなります。冬に水道管がこわれてしまうことがあるのは、中の水がこおってふくらむからなのです。

ルラスタコラム

富士山の山頂など、空気がうすい場所では、水は100℃よりも低い温度で沸騰します。高い山の上でお米をたくと、芯が残ってしまうことがあるのは、お湯の温度が100℃まで上がらないからなんですよ。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…