学習目安 | 小: A | 中: S | 高: A

圧力

圧力

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

単位面積パスカルの原理水圧大気圧ヘンリーの法則

解説

圧力は、物体が接している面に対して垂直に及ぼす力をその面積で割ることで算出されます。物理的な定義としては、1平方メートルあたりの力をパスカル(Pa)という単位で表しますが、学習上は1平方センチメートルあたりの力として扱うことも多いです。例えば、同じ重さのレンガであっても、置く向きを変えて接地面を小さくすれば、地面にかかる圧力は増大します。これは、力が狭い範囲に集中するためです。

流体(液体や気体)においても圧力は重要な概念です。密閉された液体の一部に加えた圧力は、液体のすべての部分に同じ強さで伝わるという「パスカルの原理」があります。これを利用すると、小さなピストンに加えた力を大きなピストンで増幅させることができ、重い車を持ち上げるジャッキなどの機械に応用されています。また、水中では深さに比例して水圧が高まり、これが物体を押し上げる「浮力」の源泉となります。

コラム

気体の溶解度における圧力の影響は非常に顕著です。既存の知見にある通り、酸素窒素のように水に溶けにくい気体の場合、溶媒に溶ける気体の質量は、その気体の圧力に比例します。これを「ヘンリーの法則」と呼びます。炭酸飲料の製造過程では、高圧下で二酸化炭素を水に溶かし込んでおり、栓を開けて圧力が下がると溶けきれなくなった気体が泡となって出てくる現象が見られます。また、消火器の内部では高圧を利用して気体を狭い容器に閉じ込めており、使用時にその圧力を利用して消火剤を噴射する仕組みになっています。

小学生のみなさんへ

「圧力(あつりょく)」とは、ある広さの面をどれくらいの強さでおしているかを表す言葉です。たとえば、雪の上をふつうの靴で歩くと足が沈んでしまいますが、スキー板や「かんじき」をはくと沈みにくくなります。これは、体重がかかる面積めんせきを広くすることで、1平方へいほうセンチメートルあたりにかかる力が小さくなるからです。

圧力は、おす力が大きいほど強くなり、おす面積めんせきが小さいほど強くなります。この考え方は、理科のいろいろな場所で使われます。水の中では深いほど大きな「水圧(すいあつ)」がかかりますし、空気の重さによる「気圧(きあつ)」も圧力のなかまです。

また、圧力は気体が水に溶ける量にも関係しています。強い圧力をかけるほど、気体は水にたくさん溶けるようになります。炭酸飲料のシュワシュワした泡も、工場で強い圧力をかけて二酸化炭素を水に溶かし込んでいるから作ることができるのです。

ルラスタコラム

火を消すときに使う「消火器」の中には、二酸化炭素などの気体がものすごい圧力で閉じ込められています。レバーをひくと、この圧力が一気に外へ逃げようとする力を利用して、消火剤を遠くまで飛ばしているんですよ。

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