準絶滅危惧(NT)

一般小学生

まとめ

絶滅危惧(NT)
現時点では絶滅の危険度は低いが、生息条件の変化によっては絶滅危惧種に移行する可能性がある種

解説

準絶滅危惧(NT:Near Threatened)は、生物の絶滅の危険性を評価するレッドリストにおいて、絶滅危惧種(絶滅危惧I類やII類)には該当しないものの、将来的にそのカテゴリーに移行する恐れがある種を指します。現時点では個体数が極端に少ないわけではありませんが、生息地の破壊や環境の変化に対して脆弱な状態にあります。

この区分に指定される生物は、いわば「絶滅危惧種の予備軍」といえます。放置すれば絶滅の道を進む可能性があるため、生息状況を継続的に監視し、必要に応じて保護対策を講じることが求められます。

コラム

レッドリストには、絶滅(EX)野生絶滅(EW)のほか、絶滅危惧(CR+EN+VU)といった区分があります。準絶滅危惧はこれらよりも危険度は低いとされますが、日本国内でも身近な動植物がこの区分に含まれることがあります。例えば、かつては一般的だった里山の生き物などが、開発や耕作放棄によって準絶滅危惧に指定されるケースが増えています。

小学生のみなさんへ

準絶滅危惧じゅんぜつめつきぐとは、今はまだ絶滅ぜつめつしそうではないけれど、これから先、数が減って危ない状態になるかもしれない生き物のことです。レッドリストという、生き物の「危なさ」をまとめたリストの中で使われる言葉です。

今はまだ公園や森で見かけることができても、家を建てるために森を切り開いたり、川が汚れたりすると、すぐに数が減ってしまうかもしれません。そのため、「今のうちに気をつけて見守ろう」という合図のような役割を持っています。

ルラスタコラム

メダカやトノサマガエルなど、昔はどこにでもいた生き物が、今は「準絶滅危惧」になっていることがあります。私たちの身近な自然が変わってきていることを教えてくれる大切なサインなのです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 準絶滅危惧(NT)とはどのような状態の生物を指しますか
現時点では絶滅の危険性は低いが、生息環境の変化によっては将来的に絶滅危惧種に移行する可能性がある種。
【応用】 準絶滅危惧に指定される主な目的は何ですか
絶滅危惧種になる前の段階で生息状況を把握し、保護や監視を行うことで、将来的な絶滅のリスクを未然に防ぐため。
【実践】 準絶滅危惧に指定されている生物について、保護活動を行う際に留意すべき点は何ですか
現時点では個体数が極端に少なくないため軽視されがちだが、生息地の環境変化に弱いため、絶滅危惧種に格上げされる前に予防的な保全措置を講じる必要がある点。

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