学習目安 | 小: B | 中: B | 高: C

側線

側線

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

側線
魚類や一部の両生類が持つ、水圧や水の流れ、低周波の振動を感知するための特殊な感覚器官

解説

側線は、魚類の頭部から尾部にかけて体の側面に走る線状の器官です。この線は鱗にある小さな穴(側線孔)が連なったもので、その内部には「側線管」と呼ばれる管が通っています。管の中には感覚細胞である有毛細胞が存在し、外部から伝わる水の動きや圧力の変化を神経信号として脳に伝達します。

この器官により、魚類は視覚に頼れない暗い水中や濁った場所でも、周囲の地形、獲物の位置、外敵の接近、あるいは群れを成す仲間の動きを正確に察知することができます。水棲生物にとって、生存に不可欠な「第6感」とも呼べる重要なシステムです。

項目 視覚 側線
感知対象 光の刺激 水圧・水流・振動
有効な環境 明るく澄んだ水 暗闇や濁った水
主な役割 物体の形状把握 距離感や動きの察知
コラム

理科の学習では、メダカの観察とあわせて側線の働きが問われることが多くあります。メダカの雌雄判別(背びれの切れ込みやしりびれの大きさ)と同様に、魚類特有の体の仕組みとして理解しておくことが重要です。

また、魚類の発生に関連して、メダカの卵がふ化するまでの期間は水温と密接な関係があります。「水温(℃)×日数=約250」という計算式が成り立ち、例えば水温が25℃であれば約10日でふ化します。このように、魚の生態は周囲の環境物理量と深く結びついています。

小学生のみなさんへ

魚の体の横がわをよく見ると、頭からしっぽにかけて1本の線があるのがわかります。これを「側線そくせん」といいます。

側線は、水の中の小さな動きや、水の流れを感じとるための特別なセンサーです。魚はこのセンサーを使って、まわりに敵がいないか、エサがどこにいるかを知ることができます。目が見えにくい夜や、にごった水の中でも、まわりの様子がわかるのはこの側線のおかげです。

メダカなどの魚を観察するときは、ヒレの形だけでなく、この不思議な線の役割も思い出してみてくださいね。

ルラスタコラム

魚が大きな群れを作って、ぶつからずにいっせいに向きを変えられるのは、この側線でとなりの魚の動きをすばやく感じとっているからだと言われています。まるで超高性能なレーダーみたいですね!

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 魚の体の側面にある、水の流れや振動を感じとるための器官を何といいますか。
側線
【応用】 魚が暗い夜やにごった水の中でも、岩にぶつからずに泳いだり、敵から逃げたりできるのはなぜですか。
側線を使って、周囲の水圧の変化や水の振動を敏感に感じとり、地形や他の生物の動きを把握しているからです。
【実践】 メダカの卵がふ化するまでの日数を予想するとき、水温との関係を示すどのような決まり(計算式)を使いますか。
「水温(℃)×日数=約250」という決まりを使います。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

「動物のからだ(神経・運動)」の関連用語
最近見た用語
履歴をチェックしています…