一般小学生
まとめ
【定義】
エナメル線(えなめるせん)とは、導体である銅線の表面を合成樹脂などの薄い絶縁膜でコーティングした電線のことである。
まとめ
エナメル線は、表面の絶縁層によって隣り合う線同士が接触しても短絡(ショート)しないため、密集した状態でコイルを巻くことができる。これにより、小型かつ強力な磁界を発生させることが可能となり、モーター、変圧器、スピーカーなどの電磁石を利用する機器に不可欠な素材となっている。
解説
エナメル線の最大の特徴は、その極めて薄い絶縁被膜にある。一般的なビニル被覆電線に比べて被膜が非常に薄いため、同じ体積のスペースであっても巻き数を大幅に増やすことができ、結果として強力な磁力を得ることができる。かつては天然の「エナメル」塗料が用いられていたが、現在はポリウレタンやポリエステル、ポリエステルイミドといった高性能な合成樹脂が主に使われている。これらの素材は耐熱性や化学的安定性に優れており、工業用途に合わせて選択される。なお、エナメル線は絶縁されているため、そのままでは電流を供給できない。接続部においては、紙やすりや専用の剥離剤を用いて先端の被膜を物理的に除去し、導体である銅を露出させる工程が必須となる。
小学生のみなさんへ
エナメル線は、銅(どう)という金属の線のまわりに、目に見えないくらいうすい「膜(まく)」がぬられている線です。この膜は電気を通さない性質を持っているため、エナメル線を何回もぐるぐるとまいて「コイル」を作ったときに、線どうしがふれても電気がショートしません。実験で使うときは、線の「はしっこ」だけを紙やすりでけずって、中の銅を出してから電池につなぎます。そうしないと、まわりの膜がじゃまをして電気が流れないので注意しましょう。
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