空気

一般小学生

まとめ

  • 熱伝導率が0.0056と極めて低く、熱をほとんど伝えない性質を持つ気体
  • 熱の移動における「不良導体」の代表的な物質である。
  • 物質の間に空気の層を作ることで熱の移動を遮断する「断熱」の効果に広く応用されている。

解説

物質の種類によって熱の伝わりやすさは異なり、その度合いは「熱伝導率」という数値で表されます。銀の熱伝導率を100とした比較において、銅は約90、アルミニウムは約50、鉄は約15と、金属間でも大きな差があります。これに対し、空気の熱伝導率はわずか0.0056であり、金属と比較して極めて熱を伝えにくい性質を持っています。

同じ太さと長さの銅・鉄・アルミニウムの3本の棒を同時に熱する実験を行うと、熱伝導率の高い順(銅→アルミニウム→鉄)に熱が伝わり、先端に取り付けたマッチ棒が順番に落ちていきます。空気はこの熱の移動(伝導)を著しく妨げるため、建築材の断熱材や二重ガラス、衣類の繊維の隙間などに利用され、温度を一定に保つ役割を果たしています。

コラム

熱の伝わり方には「伝導」「対流」「放射」の3種類がありますが、空気は伝導においては不良導体である一方、気体であるため「対流」によって熱を運ぶ性質も持っています。断熱効果を高めるためには、空気を細かな隙間に閉じ込めて対流を起こさせないようにすることが重要です。

小学生のみなさんへ

空気は、熱を伝えるのがとても苦手な物質ぶっしつです。熱が伝わりにくいもののことを「不良導体ふりょうどうたい」と呼びます。たとえば、冬に厚着をしたり、羽毛布団(うもうぶとん)を使ったりすると温かいのは、服や羽毛のすき間にある空気が、体の熱を外に逃がさないように守ってくれているからです。

理科の実験で、同じ長さの銅・アルミニウム・鉄の棒を熱すると、熱が伝わりやすい順番にマッチ棒が落ちていきます。金属は熱を伝えやすい「良導体」ですが、空気はそれらに比べてずっと熱を伝えにくい性質を持っています。この性質は、家の窓を二重にして外の寒さを防ぐなど、私たちの生活のいろいろな場所で役立っています。

ルラスタコラム

ダウンジャケットがふわふわしているのは、中にたくさんの空気をため込むためです。空気が「熱を通さない壁」の役割をしてくれるので、寒い外でも体温をしっかりキープできるんですよ。

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