一般小学生
まとめ
小学生のみなさんへ
生糸とは、蚕という虫がつくる「まゆ」から引き出した、加工する前の絹の糸のことです。江戸時代の終わりから明治時代にかけて、日本が外国と貿易を始めたときに、もっとも多く輸出された大切な品物でした。
明治時代の日本は、国を強くするために外国から軍艦や新しい機械を買う必要がありました。そのためのお金をかせぐ中心となったのが生糸です。1909年には、日本は生糸を作った量と輸出した量の両方で世界一になりました。このころの生糸は、主にアメリカへ送られていました。
この大きな産業を支えていたのは、「工女」とよばれた若い女性たちです。彼女たちの多くは農村の出身で、家族を助けるために、朝早くから夜遅くまで一生懸命に働きました。しかし、1929年に「世界恐慌」という不景気が起きると、アメリカへの輸出が急に減ってしまい、日本の農家や工場はとても苦しい思いをすることになりました。
ルラスタコラム
昔の日本は、逆に中国から生糸を輸入していました。それが明治時代になると、世界一の輸出大国になったのです。群馬県にある「富岡製糸場」は、生糸をたくさん作るためのモデル工場として建てられ、今は世界遺産になっています。
記事の内容に誤りがありますか?
⚠️ 修正を提案する