一般小学生
まとめ
- 酸素をマイナス183度以下まで冷却し、気体から液体へと状態変化させた物質。
- 気体時に比べて体積が約800分の1と非常に小さいため、大量の貯蔵や運搬に適している。
- 強力な酸化剤として、ロケットの推進剤や医療用、工業用の溶接などに広く利用される。
解説
酸素は通常、私たちの身の回りでは気体として存在していますが、極低温まで冷やすことで淡い青色の液体に変化します。これが液体酸素です。物質を燃焼させるには酸素が必要不可欠ですが、気体のままでは体積が大きすぎて効率的に運ぶことができません。液体にすることで密度を飛躍的に高め、限られたスペースに大量の酸素を詰め込むことが可能になります。
特に宇宙開発において液体酸素は欠かせない存在です。宇宙空間には燃焼を助ける酸素がほとんど存在しないため、ロケットは燃料(液体水素など)とは別に、自ら酸素を積み込む必要があります。液体酸素を酸化剤として使用することで、酸素のない宇宙空間でも燃料を激しく燃焼させ、巨大な推進力を生み出すことができるのです。
小学生のみなさんへ
酸素は、ふだんは目に見えない空気の中にまじっていますが、ものすごく冷やすと「液体」になります。その温度はなんとマイナス183度。氷よりもずっと冷たい、不思議な青い色の液体です。
ロケットが宇宙へ行くとき、まわりには空気がありません。火を燃やすには酸素が必要ですが、宇宙にはないので、ロケットは自分で酸素を持っていく必要があります。でも、気体のままだとかさばって重くなってしまいます。そこで、酸素をギュッとちぢめて液体にすることで、たくさんの酸素をロケットに積めるようにしているのです。
ルラスタコラム
液体酸素は磁石にくっつく?実は、液体酸素には磁石に吸い寄せられるという、ふつうの酸素にはない面白い性質があります。強力な磁石を近づけると、液体が磁石の間にふわっと浮き上がる様子を観察することができます。
記事の内容に誤りがありますか?
⚠️ 修正を提案する