- 東南アジア南部に位置し、1万7000以上の島々からなる世界最大の島嶼(とうしょ)国家。
- 世界第4位の人口を擁し、国民の約9割がイスラム教徒である世界最大のイスラム教徒居住国。
- ASEANの主要国であり、豊富な天然資源と巨大な国内市場を背景に経済成長を続ける新興国。
解説
インドネシアは、広大な国土と膨大な人口を背景に、東南アジアの経済・政治において中心的な役割を果たしています。統計データから国を判別する際、人口規模(約2.7億人)やイスラム教徒の多さが決定的な指標となります。経済面では、中国が最大の貿易相手国であり、工業製品の輸入や資源の輸出が活発に行われています。
一方で、アメリカ合衆国との貿易においては、輸出額が輸入額を上回る「貿易黒字」の状態を維持しているのが特徴です。産業構造は、かつての石油・天然ガス依存から脱却し、ニッケルなどの鉱物資源の国内加工や、製造業の振興へとシフトしています。多民族国家として「多様性の中の統一」をスローガンに掲げ、異なる文化や宗教が共存する社会を目指していますが、ジャワ島への人口集中や格差といった課題も抱えています。
コラム
地理的な特徴として、赤道直下に位置するため熱帯気候に属し、熱帯雨林が広がっています。また、環太平洋造山帯に位置するため火山が多く、地震などの自然災害も頻発します。
近年注目されているのは、首都ジャカルタの地盤沈下や人口過密を解消するための、カリマンタン島への首都移転計画(ヌサンタラ)です。この計画は、国土の均衡ある発展を目指す国家プロジェクトとして進められています。