- 中国地方を中央の中国山地によって南北に分けた2つの地域の総称。
- 北側の日本海に面した地域を「山陰」、南側の瀬戸内海に面した地域を「山陽」と呼ぶ。
- 気候や産業、交通網の整備状況において対照的な特徴を持つ。
解説
中国地方の中央には東西に中国山地が連なっており、これが気候や生活圏を分ける大きな境界線となっています。北側の山陰地方(鳥取県・島根県・山口県北部)は、冬に北西の季節風の影響で雪が多く降る日本海側気候に属します。人口密度は比較的低く、豊かな自然を活かした農業や漁業、観光業が中心となっています。
一方、南側の山陽地方(岡山県・広島県・山口県南部)は、北の中国山地と南の四国山地に挟まれているため、一年を通じて温暖で雨が少ない瀬戸内気候が特徴です。古くから交通の要所として発展し、現在では山陽新幹線や高速道路が整備され、沿岸部には瀬戸内工業地域が形成されるなど、都市化と工業化が進んでいます。
コラム
この呼び名は、古代の行政区分である五畿七道の「山陰道」と「山陽道」に由来しています。現代の学習や地図問題では、各都道府県の場所だけでなく、県庁所在地やその地域を象徴するキーワード(例:広島の自動車工業、鳥取の砂丘、島根の出雲大社など)をセットで覚えることが重要です。特に山陽側は「表日本」、山陰側は「裏日本」と称されることもありましたが、現在はそれぞれの地域の個性を尊重した地域づくりが進められています。