台ばかり

一般小学生

まとめ

台ばかり
物体の重さを測定する装置であり、台の上に置かれた物体が台を押し下げる力(垂直抗力)の大きさを数値として表示する計量器具

解説

台ばかりは、物体に働く重力の大きさを測定するための器具です。内部構造には、バネの弾性力を利用する「バネ式」と、荷重によるわずかな変形を電気信号に変える「ロードセル(電子式)」があります。物理学的な原理としては、静止した物体において「重力」と台からの「垂直抗力」がつり合っている状態を利用しています。台ばかりが実際に示している値は、物体が台を押す力の大きさであるため、設置場所の傾きや加速度運動の影響を強く受けます。

種類 測定原理 主な特徴
バネ式 バネの弾性 電源不要で安価だが、バネの劣化や温度変化の影響を受けやすい
電子式 ロードセルの電気抵抗変化 高精度でデジタル表示が可能。風袋引きなどの機能が充実している

また、複数の支点で支えられた台の上に物体を置く場合、支点にかかる力の分布は物体の位置によって決まります。例えば、左右2つのバネで支えられた台において、おもりを1:3の距離の比になる位置に置いた場合、それぞれのバネにかかる力の比は逆比の3:1となります。箱の中のバネの接続点を動かす際、手が受ける力の向きはバネの復元力の向きに依存します。このように、力のモーメント作用反作用を考慮することで、複雑な荷重分布を理解できます。

コラム

エレベーター内などの加速度運動下で測定を行うと、慣性力の影響により表示される値(見かけの重さ)が変化します。上昇し始める瞬間は重くなり、下降し始める瞬間は軽くなります。また、台の上の箱の中に吊るされたおもりが床についた場合、台ばかりの数値はおもりが床を押す力の分だけ増加します。逆に、外部から紐で吊るされたおもりが台の上の水槽に浸かっている場合などは、浮力の反作用によって数値が変化するため、力の加わり方を正確に把握することが重要です。

小学生のみなさんへ

台ばかりは、物の重さをはかるための道具です。キッチンスケールや体重計も台ばかりの仲間です。台の上に物をのせると、中にあるバネがちぢんだり、電気のセンサーが反応したりして、重さを教えてくれます。

台ばかりを使うときに大切なのは、平らな場所に置くことです。ななめになっていると、正しく重さをはかることができません。また、何ものせていないときに目盛りが「0」になっているか確認することも大切です。これを「零点れいてんあわせ」といいます。

もし、台ばかりの上に箱を置いて、その中でおもりを動かしたり、おもりが床についたりすると、目盛りの数字が変わります。これは、台が「どれくらいの力でおされているか」を数字にしているからです。理科の実験では、この数字の変化を見て、力がどのように働いているかを調べることがあります。

ルラスタコラム

月の上で台ばかりを使うと、重さは地球の約6分の1になります。これは、月が物を引っぱる力(重力)が地球よりも弱いからです。でも、物の量そのもの(質量しつりょう)は変わらないんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 台ばかりが測定しているのは、物理学的にはどのような力ですか。
物体が台を垂直に押し下げる力(垂直抗力)の大きさです。
【応用】 上昇中のエレベーター内で台ばかりを使って体重を量ると、静止している時と比べて数値はどう変化しますか。その理由も答えなさい。
数値は大きくなります。上向きの加速度が生じることで、物体には下向きの慣性力が働き、台を押し下げる力が静止時よりも強くなるためです。
【実践】 台ばかりに載せた水槽の中に、外から糸で吊るしたおもりを(底に触れないように)沈めたとき、台ばかりの数値はどう変化しますか。
数値は大きくなります。おもりが受ける浮力の反作用として、水が下向きに押される力が台に加わるためです。

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