まとめ
- 日本の宇宙開発を支える主力大型ロケットで、人工衛星や探査機を宇宙へ運ぶ役割を担う。
- 液体燃料と固体燃料を組み合わせた高い推進力を持ち、世界トップクラスの打ち上げ成功率を誇る。
- 酸素のない宇宙空間でも燃料を燃やすため、自ら「酸化剤」を積み込んで飛行する仕組みを持つ。
解説
H-IIAロケットは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した日本の基幹ロケットです。先代のH-IIロケットを改良し、高い信頼性と低コスト化を両立させました。このロケットの最大の特徴は、酸素が存在しない宇宙空間でどのようにして巨大なエネルギーを生み出すかという点にあります。
通常、物が燃える(燃焼)には酸素が必要ですが、宇宙には空気がありません。そのため、H-IIAロケットは燃料(液体水素など)と一緒に、酸素の代わりとなる「酸化剤(液体酸素など)」を機体に積み込んでいます。これらをエンジン内で反応させることで、爆発的な推進力を得て宇宙へと飛び立ちます。燃料と酸化剤が反応して激しく燃えることで、そのエネルギーがロケットを押し上げる推進力へと変換されるという因果関係があります。
H-IIAロケットは、メインの液体燃料エンジンに加え、打ち上げ直後の加速を助ける「固体ロケットブースタ(SRB-A)」を装着しています。2001年の初打ち上げ以降、小惑星探査機「はやぶさ2」や気象衛星「ひまわり」など、数多くの重要なミッションを成功させてきました。現在は、より低コストで高性能な後継機「H3ロケット」へのバトンタッチが進められており、日本の宇宙輸送技術の歴史において極めて重要な役割を果たした機体といえます。
H-IIA(エイチツーエー)ロケットは、日本が作ったとても大きなロケットです。人工衛星などを宇宙へ運ぶために使われます。
ふつう、火が燃えるためには酸素が必要ですが、宇宙には空気がありません。では、どうやってロケットは燃えているのでしょうか?実は、ロケットの中には燃料だけでなく、酸素の代わりになる「酸化剤」という物質がいっしょに入っています。
この燃料と酸化剤を混ぜて燃やすことで、宇宙でも力強く進むことができるのです。日本がほこる高い技術がつまったロケットなんですよ。
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