不入の権

一般小学生

まとめ

小学生のみなさんへ

平安時代(へいあんじだい)のころ、自分(じぶん)たちの土地(とち)を国(くに)の役人(やくにん)から守(まも)るために作(つく)られた特別(とくべつ)な権利(けんり)を「不入の権(ふにゅうのけん)」といいます。これは、国(くに)の役人(やくにん)が土地(とち)の調査(ちょうさ)や犯罪(はんざい)の取(と)り締(し)まりのために、勝手(かって)に入(はい)ってくるのを断(ことわ)ることができる権利(けんり)です。

このころ、地方(ちほう)を治(おさ)めていた国司(こくし)という役人(やくにん)たちが、人(ひと)びとに厳(きび)しい税金(ぜいきん)をかけたりして困(こま)らせていました。そこで、土地(とち)の持ち主(もちぬし)たちは、力(ちから)のある貴族(きぞく)や大きな寺(てら)に土地(とち)をプレゼント(寄進(きしん))して守(まも)ってもらおうとしました。

こうしてできた「荘園(しょうえん)」という土地(とち)では、役人(やくにん)が入(はい)れない権利(けんり)が認められました。しかし、役人(やくにん)の目(め)が届(とど)かなくなったことで治安(ちあん)が悪(わる)くなり、自分(じぶん)たちで土地(とち)を守(まも)るために武器(ぶき)を持(も)った「武士(ぶし)」が誕生(たんじょう)するきっかけにもなったのです。

ルラスタコラム

不入の権(ふにゅうのけん)といっしょにセットで覚(おぼ)えたいのが「不輸の権(ふしゅのけん)」です。これは「税金(ぜいきん)を払(はら)わなくていい権利(けんり)」のこと。役人(やくにん)は入(はい)れないし、税金(ぜいきん)も取(と)られない。そんな「最強(さいきょう)の土地(とち)」が増(ふ)えたことで、国(くに)の力(ちから)は弱(よわ)くなっていったんだよ。

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