オセアニア大陸の全土と周辺の島々を領土とする、世界で6番目に広い面積を持つ連邦制国家です。豊かな天然資源を背景に日本と極めて密接な貿易・安全保障上の関係を築いており、かつての白豪主義から多文化主義へと転換した歴史を持つ、多様な民族が共生する社会として知られています。
解説
日本とオーストラリアは経済的な補完関係が非常に強く、鉄鉱石や石炭、液化天然ガス(LNG)といったエネルギー資源の安定的な供給地として欠かせない存在です。また、観光や教育、安全保障の分野においても連携を深めており、アジア太平洋地域における最も重要なパートナーの一つとなっています。
国際的な視点では、近隣アジア諸国の人口動態の変化も大きな関心事です。長年、世界第1位の人口を誇っていた中国の人口が減少に転じる一方で、2023年にはインドが中国を抜いて世界最大の人口を抱える国になるという予測もあり、こうした新興国の台頭はオーストラリアの貿易戦略や外交方針に新たな局面をもたらしています。
コラム
南半球に位置するため、日本とは季節が逆転しており、12月に真夏を迎えるのが特徴です。独自の進化を遂げた有袋類などの生態系や、世界最大のサンゴ礁であるグレートバリアリーフ、先住民アボリジニの聖地であるウルル(エアーズロック)などの豊かな自然観光資源を有しています。また、羊毛の生産も世界屈指の規模を誇り、古くから第一次産業が国を支えてきました。