一般小学生
まとめ
一定期間における収入と支出の総計を行い、利益や損失、または予算の執行結果を確定させる手続きのことです。企業においては経営成績を明らかにする手段であり、国や地方自治体においては予算が適正に執行されたかを検証する重要なプロセスを指します。
解説
決算は、主に企業が会計年度の終わりに経営実態を公表するために行われます。これによって作成される「財務諸表(貸借対照表や損益計算書など)」は、株主や投資家、債権者が企業の健全性を客観的に判断するための基盤となります。単なる数値の算出に留まらず、次年度の経営計画を策定するための出発点としての役割も持っています。
国の財政における決算は、内閣が作成した予算が年度内にどのように使われたかを国民に報告するために行われます。日本国憲法第90条に基づき、国の収入支出の決算はすべて「会計検査院」によって検査されなければなりません。内閣はその検査報告とともに決算を国会に提出し、承認を受ける必要があります。これは、国民の代表である国会が行政(内閣)の活動を監視し、税金の無駄遣いを防ぐための「抑制と均衡」の仕組みの一環です。
コラム
国会による決算の承認は、予算の議決とは異なり、事後的な報告に対する同意を意味します。もし国会で不承認となった場合でも、すでに支出された行為が法的に無効になるわけではありませんが、内閣は政治的な責任を負うことになります。また、決算で生じた剰余金(使い残したお金)については、財政法に基づき、その半分以上を国の借金(公債や借入金)の返済に充てることが定められています。
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