食塩

一般小学生

まとめ

【定義】
食塩(塩化ナトリウム)は、代表的な電解質であり、水に対する溶解度が温度変化の影響を極めて受けにくいという物理化学的特性を持つ物質である。物質が溶媒に溶ける限界量を「溶解度」と呼び、この限界まで溶けている状態を「飽和」という。

まとめ

物質が溶媒に溶けきった状態を飽和と呼び、その時の溶質の質量(通常、水100gに対するグラム数)を溶解度という。固体の溶解度は一般に温度上昇に伴い増大するが、食塩は温度による変化がほとんどない。一方、気体の溶解度は温度上昇により減少する。

解説

物質が水などの溶媒に溶ける際、その限度となる量を溶解度といい、溶解度まで溶けている溶液を飽和水溶液と呼ぶ。固体の溶解度は物質ごとに固有の値を持ち、温度による変化の仕方も異なる。例えば、みょうばんやホウ酸、砂糖などは温度が上がると溶解度が急激に増大するが、食塩は温度が上昇しても溶解度を示す曲線がほぼ横ばいであり、溶ける量がほとんど変わらない特異な性質を持つ。また、固体の例外として、水酸化カルシウムのように温度上昇に伴い溶解度が減少する物質も存在する。一方で、気体の溶解度は温度が高くなるほど小さくなるという、固体とは逆の相関関係がある。これらの関係を視覚化した溶解度曲線を用いることで、特定の温度における溶解度の把握や、冷却による析出量の計算が可能となる。実測データがない中間温度(例えば50℃)の溶解度を推定する際は、グラフを直線と仮定し、前後(40℃と60℃など)のデータの平均値を算出する手法が用いられる。

小学生のみなさんへ

食塩(しょくえん)は、水の温度を上げても水にとける量があまり変わりません。そのため、とけている食塩を取り出すときは、水をわかして「じょうはつ」させる必要があります。食塩の結晶(けっしょう)を拡大して見ると、きれいなサイコロのような形(立方体)をしています。また、日本で初めての女性の化学者である黒田チカという人が、食塩の研究をしていました。

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