まとめ
幕府は将軍が主導する武士の政権である。江戸幕府においては、
キリスト教の排除と幕府による貿易利益の独占を目的に
鎖国を断行し、約260年にわたる長期政権を実現した。
解説
幕府という呼称は、元来は近衛大将などの居館や陣営を指す言葉であったが、源頼朝が鎌倉に政権を樹立して以降、武家政権を指す言葉として定着した。江戸幕府は、徳川家康が1603年に創設した最後の幕府である。この政権は、全国の土地を将軍と大名が分担して統治する「幕藩体制」という強固な仕組みを構築した。特に外交面では、1630年代に一連の「鎖国令」を出し、日本人の海外渡航や帰国を厳禁。貿易の窓口を長崎などの特定の場所に限定することで、国内の秩序維持と幕府権威の絶対化を図った。