作用点にかかる力

一般小学生

まとめ

  • てこ滑車などの道具を介して、実際に物体を動かす点にはたらく力の大きさのこと
  • 道具の仕組みによって、手で加える力よりも大きな力を作用点に生じさせることができる
  • 力の大きさを変えることはできるが、物体を動かすために必要なエネルギー(仕事)の総量は変化しない
作用点にかかる力
道具を用いて物体に働きかける際、その物体が直接接している点において及ぼされる力の量

解説

物理学において、道具を利用する目的の多くは「小さな力で大きなものを動かす」ことにあります。てこを利用する場合、支点から力点までの距離を、支点から作用点までの距離よりも長くすることで、作用点には手で加えた力よりも大きな力が伝わります。

滑車の場合も同様です。定滑車力の向きを変えるだけで力の大きさは変わりませんが、動滑車を組み合わせることで、作用点にかかる力を分散させ、手で引く力を軽減できます。以下の表は、滑車の種類による違いをまとめたものです。

種類 力の大きさ 引く距離 主な役割
定滑車 変わらない 変わらない 力をかける向きを変える
動滑車 半分になる 2倍になる 小さな力で持ち上げる

このように、道具によって「作用点にかかる力」を大きくすることは可能ですが、その分だけ動かす距離を長くしなければなりません。これを「仕事の原理」と呼び、エネルギーの保存則に基づいた自然界の基本的なルールです。

コラム

具体的な計算例を考えてみましょう。120gのおもりを持ち上げる際、動滑車1つの場合は、おもりの重さが2本のひもに分散されるため、手で引く力は60gとなります。さらに動滑車を2つ順に組み合わせた場合、力はさらに半分になり、30gの力で持ち上げることが可能です。

ただし、実際の場面では滑車自体の重さやひもとの摩擦があるため、計算上の値よりも少し大きな力が必要になることが一般的です。試験問題では「滑車の重さや摩擦は無視できるものとする」という条件がつくことが多いので、注意深く読み取りましょう。

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