- 半径
- 輪軸において回転の中心(軸心)から、ひもをかけている外周までの距離
解説
輪軸は、半径の異なる2つの円柱を同一の回転軸に固定した装置であり、てこの原理を回転運動に応用したものです。回転の中心から力点や作用点までの距離が「半径」に相当し、この長さの比が、物体を持ち上げるために必要な力や移動距離を決定します。
計算においては「回すはたらき=力の大きさ×半径」という公式を用います。装置が静止しているとき、左へ回すはたらきの合計と右へ回すはたらきの合計は等しくなります。例えば、半径4cmの軸と半径6cmの輪がある場合、軸に3kgの重りを吊るすと、輪を引く力は2kgで釣り合います(3×4=2×6)。
コラム
仕事の原理により、半径の大きな輪を回して小さな力で物体を持ち上げる場合、手を動かす距離は半径の比に応じて長くなります。半径比が1:2の輪軸で100gのおもりを持ち上げる際、手の力は50gで済みますが、引く距離は2倍必要です。このように、力で得をしても仕事の総量は変わりません。
問題を解く際は、1.力を矢印で書く、2.支点を決める、3.回転方向を分ける、4.式を立てる、という4つの手順を意識することが正確な解答への近道です。