一般小学生
まとめ
【定義】
軟鉄芯(なんてつしん)とは、電磁石や変圧器などのコイル(ソレノイド)内部に挿入される、不純物が少なく磁化されやすい鉄(軟鉄)製の芯材のことである。
まとめ
軟鉄芯は、高い透磁率によってコイルの磁力を劇的に強める役割を持つ。電流を遮断すると速やかに磁性が失われるため、制御の容易な電磁石に最適である。
解説
軟鉄芯の主な役割は、磁束を集中させて磁場を強めることにある。軟鉄は「高い透磁率」と「低い保持力」という二つの重要な物理的特性を持っている。コイルに電流が流れると、軟鉄芯内部の磁区が瞬時に整列して自身が強い磁石となり、空気のみの場合に比べて数百倍から数千倍もの磁束密度を生み出す。一方で、炭素を多く含む鋼(はがね)とは異なり、電流を止めると外部磁場への反応が速やかに解消され、残留磁気(磁石としての性質)がほとんど残らない。このため、クレーンの電磁石、リレー、モーター、変圧器の鉄芯など、精密なオン・オフ制御が必要な多くの電気機器において、中心的な部品として利用されている。
小学生のみなさんへ
電磁石(でんじしゃく)を作るときに、コイルの中に入れる鉄の棒(ぼう)のことだよ。この棒を入れることで、磁石の力をとても強くすることができるんだ。軟鉄(なんてつ)という種類の鉄は、電気を流したときだけ強い磁石になり、電気を止めるとすぐに磁石ではなくなるという便利な特徴があるよ。だから、重い鉄くずを持ち上げたり、スイッチを切りかえたりする機械で大活躍しているんだ。
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