一般小学生
まとめ
小学生のみなさんへ
平安時代、尾張国(おわりのくに)(今の愛知県のあたり)に藤原元命(ふじわらのもとなが)という政治のリーダー(国司(こくし))がやってきました。ところが、元命は自分のためにお金をかせごうとして、農民たちにとてもきびしい税金をかけたり、わがままな政治を行ったりしました。
困った農民や村のリーダーたちは、988年に「元命をクビにしてください!」というお願いの手紙を都の政府に送りました。これを「尾張国郡司百姓等解文(おわりのくにぐんじひゃくしょうらのげきぶん)」といいます。朝廷(ちょうてい)はこの訴えを認めて、元命をクビにすることに決めました。
このころから、自分たちの土地や身を守るために武器を持つ農民があらわれました。これが「武士(ぶし)」のはじまりです。やがて武士は、平将門(たいらのまさかど)などの有名な人物があらわれ、歴史の中で大きな力を持つようになっていきます。こうした、国から送られてきたリーダーと地元の農民たちとの争いは、日本の歴史が大きく変わるきっかけの一つになりました。
ルラスタコラム
当時の国司(今の知事のような立場)は、まじめに働く人もいれば、元命のように欲張りな人もいました。中には「今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)」などで「強欲だけど仕事熱心」と皮肉を込めて紹介される人もいたんですよ。昔の人も、自分たちのくらしを守るために必死に戦っていたのですね。
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