一般小学生
まとめ
思想及び良心の自由とは、日本国憲法第19条によって保障されている、人が心の中でどのような考えを持ち、何を信じるかについて、国家から強制されたり干渉されたりしない自由のことです。これは民主主義社会において最も根本的な精神的自由とされており、内心の領域に留まる限り、国家権力による制限を受けることのない絶対的な自由として確立されています。
解説
この自由の核心は、特定の思想を持つことを禁止されないだけでなく、特定の考えを持つように強制されないことにあります。歴史的には戦前の日本において、政府の考えに反する思想が厳しく弾圧されたことへの深い反省から、現在の憲法で最も重要な権利の一つとして明文化されました。
具体的には、自分がどのような考えを持っているかを外部に公表することを強制されない「沈黙の自由」も含まれます。例えば、自分の意思に反して特定の謝罪を強制されることや、思想の告白を求められることは、この良心の自由を侵害する可能性があると考えられています。国家は個人の心の中に踏み込み、その善悪や是非を裁くことはできません。
コラム
思想及び良心の自由は、信教の自由(20条)や学問の自由(23条)といった他の精神的自由を支える土台となる権利です。裁判の事例としては、君が代の起立斉唱を命じる職務命令がこの自由を侵害するかどうかが争点となったことがあります。
なお、心の中で何を考えても自由である「内心の自由」は絶対的ですが、その思想を「行動」として外部に表現する場合には、他人の人権を侵害しないための「公共の福祉」による制約を受けることがあります。しかし、内心の自由そのものを制限することは、いかなる理由があっても許されません。
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