蘭学事始

一般小学生

まとめ

小学生のみなさんへ

蘭学事始らんがくことはじめ』は、江戸時代の有名なお医者さん、杉田玄白すぎたげんぱくが書いた本です。若いころに仲間たちと一生懸命に西洋の医学書を翻訳(別の国の言葉に直すこと)した時の思い出が書かれています。

昔の日本は、外国から新しい知識を取り入れることが今よりもずっと難しかった時代でした。8代将軍の徳川吉宗とくがわよしむねが「キリスト教に関係ない本なら、日本に持ってきてもいいよ」とルールを緩めたことで、ヨーロッパの新しい科学や医学の研究が進むようになりました。

玄白たちが翻訳した本は『解体新書かいたいしんしょ』といいますが、当時は言葉を調べる辞書すらありませんでした。彼らはたった一つの単語の意味を突き止めるために、何日も話し合って、まるでパズルを解くように少しずつ翻訳を進めていきました。この本を読むと、当時の人たちがどれだけ熱心に勉強していたかがよくわかります。

ルラスタコラム

翻訳の時、一番苦労したのは「フルヘッヘンド」という言葉でした。今の言葉で「盛り上がる」という意味ですが、辞書がない中で「庭のゴミがフルヘッヘンドしている」「木の枝がフルヘッヘンドしている」といったわずかなヒントから意味を見つけ出したそうです。すごい執念ですね!

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