ノルマントン号事件

一般小学生

まとめ

小学生のみなさんへ

1886年に、イギリスの大きな船が和歌山県の海で沈む事故がありました。船の名前は「ノルマントン号」といいます。このとき、イギリス人の船長たちは自分たちだけボートで逃げて助かりましたが、船に乗っていた25人の日本人は、だれも助けてもらえずに全員亡くなってしまいました。

日本人は怒って、イギリス人の船長を裁判さいばんにかけようとしました。しかし、当時の日本は外国と「不平等な約束(条約)」をしていたため、日本の法律で外国人をさばくことができませんでした。イギリス人が行った裁判さいばんの結果、船長はたった3か月という、とても軽い罰ですんでしまいました。

この事件を知った日本中の人々は「こんな不公平なことは許せない!」と激しく怒りました。そして、このことがきっかけで、外国と対等なつきあいができるように約束を書きかえる「条約改正じょうやくかいせい」を求める声が、日本中でとても大きくなっていきました。

ルラスタコラム

この事件は、当時の新聞にのった「風刺画ふうしが」でも有名です。ボートの上で笑っている外国人と、海でおぼれている日本人の様子がえがかれ、それを見た当時の人々はさらに怒りを強めたといわれています。この怒りが、日本のルールを変える大きな力になったのですね。

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