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領事裁判権

一般小学生

まとめ

小学生のみなさんへ

昔の日本が外国と結んだ約束の中に、とても不平等ふびょうどうルールがありました。それが「領事裁判権りょうじさいばんけん」です。

これは、日本で外国人が悪いことをしても、日本の警察や裁判所がその人をさばくことができないという決まりです。代わりに、その外国人の国の役人(領事りょうじ)が、自分の国の法律でさばきます。そのため、日本人がひどい目にあわされても、犯人が軽いバツで済んでしまうことがあり、日本人はとてもくやしい思いをしました。

この不公平なルールをなくそうと、明治時代陸奥宗光むつむねみつという人が一生懸命に交渉し、1894年にようやくやめさせることができました。

ルラスタコラム

この不平等なルールのせいで起きた悲しい事件に「ノルマントン号事件」があります。イギリスの船が沈んだとき、イギリス人の乗組員はボートで逃げましたが、日本人の乗客は一人も助けてもらえませんでした。それなのに、イギリス人の船長はとても軽いバツしか受けなかったのです。この事件を知った当時の日本人は、怒りのあまり歌を作って抗議したといわれています。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 領事裁判権とは、どのような権利のことですか。
外国人が日本国内で罪を犯した際、日本の法律ではなく、その国の領事が自国の法律に基づいて裁判を行う権利
【応用】 領事裁判権が認められていたことで起きた、イギリス船の沈没をめぐる不当な裁判事件を何といいますか。
日本国内で外国人が犯罪を犯しても日本の警察や裁判所が裁くことができず、不当に軽い判決が下されるなど、日本の主権が侵害される状態であったため
【実践】 領事裁判権の撤廃に成功した外務大臣の名前と、その時の条約名を答えなさい。
陸奥宗光が1894年にイギリスと「日英通商航海条約」を締結したことで撤廃された

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