一般小学生
まとめ
解説
ゴム球は、主に駒込ピペットなどの計量器具と組み合わせて使用されます。操作の基本は、まずゴム球を指で押しつぶして内部の空気を追い出し、その状態でピペットの先端を液体に浸してから、指の力を緩めて液体を吸い上げることです。このとき、ゴム球の復元力によって生じる負圧が液体を引き上げます。
実験において最も注意すべき点は、液体をゴム球の内部まで吸い込まないことです。液体がゴムに直接触れると、ゴムの成分が溶け出して液体を汚染(コンタミネーション)したり、逆に薬品によってゴムが腐食・劣化したりする原因となります。また、指の力を微調整することで、液体を一滴ずつ正確に滴下することが可能です。
| 比較項目 | 正しい操作 | 誤った操作(NG) |
|---|---|---|
| 吸引の準備 | 液に入れる前に空気を抜く | 液の中で空気を抜く(泡が出る) |
| 液体の保持 | ピペットを垂直に保つ | ピペットを横にする・逆さにする |
| 吸入の限界 | 標線の少し上まで吸う | ゴム球の内部まで吸い込む |
コラム
ゴム球は天然ゴムで作られていることが多く、長期間ガラス器具に装着したままにすると、ゴムが変質してガラスに固着し、取れなくなることがあります。そのため、実験終了後は必ず洗浄し、ゴム球を外して別々に保管するのが鉄則です。
近年では、耐薬品性に優れたシリコンゴム製のゴム球や、より精密な分注が可能な安全ピペッターなども普及していますが、学校教育の現場では依然として基本的な操作を学ぶためにゴム球と駒込ピペットの組み合わせが広く用いられています。
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