まとめ
- 遺伝
- 親の持つ形質が子やそれ以降の世代に受け継がれる生命現象
- 親から子へ形質を伝える情報の単位を遺伝子と呼ぶ
- 遺伝情報の本体は細胞の核内にあるDNA(デオキシリボ核酸)である
- メンデルの法則により、形質の現れ方には一定の決まりがある
解説
遺伝とは、生物の形や性質(形質)が世代を超えて伝わる仕組みのことです。19世紀にメンデルがエンドウ豆の研究を通じて発見した「メンデルの法則」が基礎となっています。現代では、細胞の核にある染色体の中に含まれるDNA(デオキシリボ核酸)が遺伝情報の本体であることが解明されています。特定の形質を決めるDNAの特定の領域を「遺伝子」と呼びます。
遺伝子には、形質が現れやすいものと現れにくいものがあります。これらはかつて「優性・劣性」と呼ばれていましたが、現在は「顕性・潜性」と呼ぶのが一般的です。以下にその違いをまとめます。
| 項目 | 顕性(優性)形質 | 潜性(劣性)形質 |
|---|---|---|
| 特徴 | 対になる遺伝子が異なる場合でも表面に現れる形質 | 対になる遺伝子が同じ種類で揃った時だけ表面に現れる形質 |
| エンドウの例 | 丸い種子、黄色い種子 | しわのある種子、緑色の種子 |
遺伝は単に見た目が似るだけでなく、体質や病気のなりやすさなどにも関わっています。しかし、人間の性質は遺伝だけで決まるわけではなく、育った環境や生活習慣も大きく影響します。また、突然変異によって親にはない新しい形質が子に現れることもあり、これが生物の進化につながる重要な要素となっています。
「お父さんやお母さんに顔がそっくりだね」と言われたことはありませんか?このように、親の体のとくちょうが子供に伝わることを遺伝といいます。
生き物の体の中には、体を作るための「設計図」のようなものが入っています。この設計図の一部が親から子へと受けつがれるため、顔の形や髪の毛の色などが似るのです。この設計図のことを「遺伝子」と呼びます。
植物でも動物でも、すべての生き物でこの遺伝の仕組みは働いています。自分がお父さんやお母さんに似ているのは、大切な設計図をしっかり受けついでいる証拠なのです。
血液型も遺伝で決まります。でも、お父さんとお母さんの血液型を組み合わせると、両親とはちがう血液型の子供が生まれることもあるんですよ。不思議ですね!
テストでの問われ方・理解度チェック
記事の内容に誤りがありますか?
⚠️ 修正を提案する