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生糸

生糸

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

小学生のみなさんへ

生糸きいととは、蚕かいこという虫がつくる「繭まゆ」からとりだした、つやのある細い糸のことです。この糸を織おると、高級な「絹きぬ」の布になります。

むかしの日本にとって、生糸は外国に売るためのもっとも大切な品物でした。明治時代には、国をあげてたくさんの生糸をつくるために、群馬県に「富岡製糸場とみおかせいしじょう」という大きな工場が建てられました。

この工場では、全国から集まった「工女こうじょ」とよばれる若い女性たちが、朝から晩まで一生懸命に働いていました。彼女たちがつくった生糸を外国に売ることで、日本は外国から新しい技術や機械を取り入れるお金をかせぐことができたのです。

ルラスタコラム

生糸の原料になる繭をつくる「カイコ」は、野生のクワコという虫を人間が長い年月をかけて飼いならしたものです。カイコは人間がエサをあげないと生きていけず、羽があっても飛ぶことができません。まさに、糸をとるために人間と一緒に生きてきた不思議な虫なのです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 幕末の開国から明治時代にかけて、日本の輸出額の大部分を占めていた品物は何ですか。
生糸
【応用】 明治時代、生糸の輸出相手国がイギリスからアメリカへと変化した主な理由は何ですか。
アメリカで工業化が進み、絹織物の原料としての生糸の需要が急速に高まったため。
【実践】 生糸の生産を支えた「工女」たちの労働環境について、当時の社会背景を含めて説明しなさい。
多くは農家出身の若い女性(工女)で、低賃金かつ1日15時間前後の過酷な長時間労働を強いられていました。彼女たちの労働が、近代化に必要な外貨獲得を支えていました。

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