日本の国土面積において、山地や丘陵地が占める占有率のこと。日本の国土は約75%、すなわち約4分の3が山地で構成されており、居住可能な平地が極めて限定的であるという地形的特徴を表す指標である。
解説
日本列島は環太平洋造山帯に位置しており、地殻変動の影響を強く受けているため、険しい山々が連なっています。このため、人々が生活したり農耕を行ったりできる平地(平野や盆地)は国土のわずか4分の1程度しかありません。
このような地形的制約により、日本の人口や都市、工業地帯は平地の広がる沿岸部に集中する構造となっています。例えば、工業生産額が全国上位の都道府県は、大規模な港湾を持つ沿岸部に位置することが多く、神奈川県のように横浜港などの主要な輸出港を通じて機械類や化学製品を輸出することで経済を発展させてきました。統計データを見る際は、地方ごとの山地と平野の比率や、それに関連する産業の特色をセットで把握することが重要です。
コラム
地理の学習においては、地形と産業の結びつきが頻出テーマとなります。例えば、神奈川県の県庁所在地である横浜市や、三浦半島などの地形名称、そして横浜港の主要な輸出入品目を問う問題などが代表的です。
また、山地が多いことは森林資源が豊富であることを意味しますが、同時に急流な河川が多く、水害や土砂災害への対策が不可欠であるという側面も持っています。国土の約7割以上が山地であるという事実は、日本の交通網(トンネルの多さなど)や農業形態(段々畑など)にも大きな影響を与えています。