まとめ
【定義】
ヤクーツクは、ロシア連邦東部のサハ共和国に位置する都市(北緯62度)。高緯度に位置するため、地球の地軸の傾きに起因する昼夜の長さの年較差が極めて大きいことが特徴である。
まとめ
解説
ヤクーツク(北緯62度)は、日本の東京(北緯35度)と比較して北極点に近い位置にある。理科・地学の観点では、この緯度の差が「太陽の南中高度」および「可照時間(昼の長さ)」の変動幅に直結する。
太陽の南中高度と公式
特定の地点における正午の太陽の高さ(南中高度)は、以下の公式で求められる。
夏至:90 – 緯度 + 23.4
冬至:90 – 緯度 – 23.4
ヤクーツクの場合、夏至の南中高度は約51.4度であるが、冬至には約4.6度まで下がる。地平線すれすれを太陽が移動するため、冬の昼時間は極めて短くなる。一方、夏至付近では太陽が沈んでいる時間が数時間程度となり、「白夜」に近い状態(航海薄明などが続く状態)となる。
類義語・対比
ヤクーツクと対比されるのは、赤道付近の低緯度地域である。赤道直下では一年を通じて昼夜の長さがほぼ12時間ずつで一定であるが、ヤクーツクのような高緯度地帯では、地軸の傾きがもたらす影響が最大化される。
例文
問:ヤクーツク(北緯62度)において、冬至の日の昼の時間が東京よりも短くなる理由を、地球の姿勢に着目して説明せよ。
解:地球は公転面に対して地軸を約23.4度傾けて公転しており、冬至の時期は北半球が太陽と反対側に傾く。高緯度地域ほど太陽光が届く範囲から外れる時間が長くなるため、ヤクーツクでは東京よりも昼が短くなる。
小学生のみなさんへ
ロシアにある「ヤクーツク」というまちは、とても北の方にあります。日本よりもずっと北にあるため、太陽の動き方が日本とは大きくちがいます。夏は夜おそくまでお外が明るく、冬はお昼をすぎるとすぐに暗くなってしまいます。これは地球がななめにかたむきながら太陽のまわりをまわっているため、北の方へ行くほど季節による昼と夜の長さの変化がはげしくなるからです。
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