分銅

一般小学生

まとめ

分銅
物体の質量を測定する際、基準として用いられる一定の質量を持つ金属製の器具
  • 物体の質量を測定する際、基準となる一定の重さを持った金属製の器具
  • 上皿てんびんなどの天秤ばかりで使用され、精密な測定を支える役割を持つ
  • 皮脂による腐食や摩耗を防ぐため、専用のピンセットで取り扱うのが鉄則である

解説

分銅は、理科の実験において物体の質量を正確に測定するために欠かせない道具です。一般的には真鍮やステンレスで作られており、それぞれの分銅には「10g」「5g」といった決まった質量が割り当てられています。上皿てんびんを用いる場合、一方の皿に測定したい物体を、もう一方の皿に分銅をのせて釣り合わせることで、物体の質量を求めます。

分銅の取り扱いには細心の注意が必要です。指で直接触れると、手の脂や水分が付着して錆びの原因になったり、わずかに質量が変化したりしてしまいます。そのため、必ず専用のピンセットを使用します。また、測定時には「重い分銅から順にのせていく」というルールがあります。これは、軽い分銅から始めると何度も乗せ替えが発生し、効率が悪いうえに天秤を傷める可能性があるためです。

項目 上皿てんびん 電子てんびん
測定原理 分銅との釣り合い 重力による電気信号の変化
分銅の使用 必須 不要(校正時のみ使用)
主なメリット 電源不要で故障しにくい 操作が簡単で数値がすぐ出る
コラム

分銅には、日常的に使われるものの他に、国家基準となる「日本一正確な分銅」も存在します。かつては「キログラム原器」という特定の物体が質量の定義となっていましたが、現在は物理定数に基づいた定義に移行しています。しかし、現場での校正には依然として高精度な分銅が使われています。

また、上皿てんびんを使う前には、必ず「水平な台に置くこと」と「調節ねじで指針が中央にくるようにすること」を確認してください。薬包紙を使用する場合は、両方の皿にのせてから再度ゼロ点を確認することが、正確な測定の第一歩となります。

小学生のみなさんへ

理科の実験で重さをはかるときに使う、金属でできた「おもり」のことを分銅ふんどうといいます。上皿てんびんという道具を使って、ものの重さを調べるときに大活躍します。

分銅を使うときには、とても大切な約束があります。それは「手で直接さわらない」ということです。手についている油や水分がつくと、分銅がさびて重さが変わってしまうからです。必ずピンセットを使って、そっと動かすようにしましょう。

また、てんびんにのせるときは、重い分銅から順番にのせていくのがコツです。もし軽いものからのせてしまうと、何度もやり直すことになって大変です。大きな重りからためして、少しずつ小さな重りに変えていくと、はやく正確せいかくにはかることができますよ。

ルラスタコラム

分銅の形をよく見てみると、昔のお金(両)の形に似ているものがあります。実は、江戸時代などでは分銅は重さをはかるだけでなく、お金の価値を決める大切な基準としても使われていました。歴史れきしの教科書に出てくる「両替商りょうがえしょう」のマークも、この分銅の形がもとになっているんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 分銅を扱う際、指で直接触れてはいけないのはなぜですか
手の脂や水分が付着することで分銅が錆びたり、質量が変化して正確な測定ができなくなったりするのを防ぐため
【応用】 上皿てんびんで質量を測定する際、なぜ重い分銅から順にのせていくのですか
軽い分銅からのせると何度も乗せ替えが必要になり効率が悪いうえ、天秤の感度を損なう恐れがあるため、大きな質量から絞り込む方が効率的で正確だから
【実践】 薬包紙を使用して粉末の質量を量る際、分銅をのせる前に必ず行わなければならない操作は何ですか
左右両方の皿に薬包紙をのせた状態で、調節ねじを回して指針が中央で振れる(釣り合う)ように調整すること

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