- 毎年3月20日に定められた、人類全体の幸福とウェルビーイング(心身の健康や幸福)を促進するための国際的な記念日。
- 2012年の国連総会で、当時193カ国あった加盟国の全会一致により採択された。
- 経済的な成長だけでなく、持続可能な開発や貧困の撲滅、そして人々の幸福を追求する社会の実現を目的としている。
解説
国際幸福デーは、ブータン王国が提唱した「国民総幸福量(GNH)」という考え方が国際社会に広く受け入れられたことで誕生しました。従来の国家の豊かさを測る指標は、国内総生産(GDP)のような経済的な数字が中心でしたが、それだけでは人々の本当の満足度や幸福は測れないという視点が重要視されるようになったのです。
現在、国際連合には193カ国が加盟しており、これらの国々が協力して「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を目指しています。国際幸福デーは、こうした国際的な目標とも深く関わっており、誰もが自分らしく、幸せに生きられる社会を築くための意識を高める日として機能しています。
コラム
日本においても、幸福の追求は法的に保障されています。日本国憲法第25条では「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と規定されており、これは「生存権」と呼ばれます。国はこの権利を保障するために、社会福祉や公衆衛生の向上に努める義務があります。
また、現代社会では情報の扱い方も幸福に影響を与えます。溢れる情報の中から正しいものを選び取り、他者の権利を尊重しながら適切に発信する態度は、自分や周囲の幸福を守るために不可欠なスキルと言えるでしょう。平和な社会の維持という点では、日本が掲げる「非核三原則(持たず、作らず、持ち込ませず)」などの平和への取り組みも、人々が安心して幸福を追求できる基盤となっています。