リユースとは、一度使用された製品や部品を廃棄せず、洗浄や修理を行ってそのままの形で繰り返し利用することです。資源を有効に活用し、廃棄物を削減するための「3R」の一要素であり、地球環境への負荷を減らす持続可能な社会の実現に不可欠な取り組みです。
解説
環境問題への対策として提唱されている3R(リデュース、リユース、リサイクル)の中で、リユースは「再利用」を意味します。
リユースの最大の特徴は、製品を細かく砕いたり溶かしたりして原料に戻す「リサイクル」とは異なり、製品そのものの形状を維持して使う点にあります。例えば、リターナブル瓶(回収して洗浄・再充填する瓶)の利用や、フリーマーケットでの中古品の売買などがこれに該当します。この方法は、新たに製品を製造するためのエネルギーや資源を節約できるため、環境保護において非常に高い効果を発揮します。
コラム
リユースは、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の目標12「つくる責任 つかう責任」と深く関わっています。
また、大規模な開発事業を行う際、その事業が環境に与える影響を事前に調査・評価する「環境アセスメント」のプロセスにおいても、廃棄物の発生をいかに抑えるかという観点から、リユースの促進は重要な評価項目の一つとなります。現代ではデジタル技術の発展により、スマートフォンなどのアプリを通じた個人間のリユース市場が急速に拡大しており、私たちの生活に身近なものとなっています。