- 電気エネルギーを動力や熱、光などに変換したり、電圧を調整したりする機械の総称です。
- 発電機や変圧器などの「重電機器」と、家電製品や通信機器などの「弱電機器」に大別されます。
- 日本の製造業において、自動車産業と並んで世界的に高いシェアを誇る重要な産業分野です。
解説
電気機械は、その用途や規模によって大きく二つのグループに分類されます。一つは「重電機器」で、発電所や工場などで使用される巨大な発電機、電動機(モーター)、変圧器などがこれに当たります。これらは社会のインフラを支える重要な役割を担っています。
もう一つは「弱電機器」で、家庭で使用される冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの家電製品や、スマートフォン、パソコンなどの情報通信機器が含まれます。日本の工業地帯では、これらの製品やその核となる電子部品の製造が盛んに行われてきました。特に高度な技術力を必要とする分野では、日本企業が世界市場で大きな存在感を示しています。
コラム
工業統計の分類では「電気機械器具製造業」として扱われます。近年では、AIやIoT技術と融合した「スマート家電」などの高付加価値製品の開発が加速しています。
また、学習上の注意点として、石油・石炭製品は電気機械ではなく「化学工業」に分類されることを覚えておきましょう。神奈川県の川崎市などは石油化学工業が盛んな都市として有名ですが、そこで作られたプラスチックが電気機械の部品として使われるなど、異なる工業分野同士は密接に関わり合っています。