気孔

一般小学生

まとめ

【定義】
気孔とは、主に植物の葉の裏側に存在する、気体や水蒸気が出入りするための微細な穴である。2つの孔辺細胞に囲まれた構造を持ち、蒸散作用や光合成・呼吸に伴うガス交換の調節を行っている。

まとめ

気孔は、茎から続く維管束(道管・師管)が枝分かれした葉脈と連携し、水分の放出や二酸化炭素の取り込みを制御する器官である。葉の内部構造において、裏側の海綿状組織の隙間と外部をつなぐことで、効率的なガス交換を可能にしている。

解説

気孔は、植物の生命維持に不可欠な物質の輸送と交換を担う重要な組織である。主に葉の裏側の表皮に多く分布し、光合成に必要な二酸化炭素の吸収や、酸素および水蒸気の排出を行う。葉の内部構造を見ると、表側には光合成を行う細胞が密集した「さく状組織」があり、裏側には気体の通り道となる隙間の多い「海綿状組織」が発達している。気孔はこの海綿状組織の隙間に通じており、植物全体の水の流れを生み出す「蒸散」を調節している。また、葉には茎の維管束が連続した葉脈が張り巡らされており、道管(主に表側)を通じて供給された水分が気孔から蒸散することで、根からの吸水が促進される。植物の分類により、双子葉類の網状脈や単子葉類の平行脈といった葉脈の形式は異なるが、いずれも気孔を介した物質交換を支えるインフラとして機能している。

小学生のみなさんへ

気孔(きこう)は、植物の葉にある小さな「空気の出入り口」です。主に葉のうらがわにたくさんあり、そこから空気を出し入れしたり、体の中の水分を「水じょうき」として出したりしています。葉っぱの中には、水や栄養を運ぶ「葉脈(ようみゃく)」という筋があり、くきからつながっています。気孔は、植物が光をあびて栄養を作る「光合成」や、たまった水を外に出す「蒸散(じょうさん)」という大切なはたらきを助けています。

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