まとめ
【定義】
運動する物体がある時間内に移動した距離を、その経過時間で割って算出した速さのことである。気象観測においては、観測時刻前の10分間に空気が移動した距離を600秒で割って求められる1秒あたりの平均値を指す。
まとめ
解説
物体の運動を分析する際、進行方向が変化しない直線運動や、速さが一定の等速運動などの分類がある。現実の運動では、下り坂を加速する物体のように速さが刻々と変化する場合が多いが、この変化を含めて一定の速さで移動したと仮定して算出するのが「平均の速さ」である。計算式は「移動距離 ÷ 経過時間」で表され、例えば20mを2秒で移動した物体の平均の速さは10m/sとなる。気象観測の分野では、風速はこの原理を応用して算出される。具体的には、観測時刻前10分間に空気が移動した距離(m)を600秒で割ることで、1秒あたりの平均風速を求める。観測には、矢羽型風向計や風車型風速計、風はい型風速計などの器具が用いられ、風向・風速・風力の3要素が記録される。風力は風速に伴う影響の強さを0から12の階級で表したもので、「煙が垂直にのぼる(風力0)」から「建物に甚大な損害が出る(風力12)」まで、自然界の現象に基づいた詳細な分類がなされている。
小学生のみなさんへ
「平均(へいきん)の速さ」とは、途中で走る速さが変わっても、ずっと同じ速さで動いたと考えて計算した速さのことです。「進んだきょり ÷ かかった時間」という式で計算できます。たとえば、天気予報で聞く「風速(ふうそく)」は、10分間の平均の速さのことです。風をはかる特別な機械を使ったり、けむりの動きや木のゆれ方を見たりして、風の強さを数字で表します。平均の速さを知ることで、ものがどれくらいのいきおいで動いているかを正しく知ることができます。
記事の内容に誤りがありますか?
⚠️ 修正を提案する