- 第二次世界大戦において、実戦で核兵器(原子爆弾)による被害を受けた世界で唯一の国である日本を指す言葉です。
- 広島と長崎への原爆投下という歴史的経験から、核兵器の非人道性を世界に訴え、核兵器廃絶をリードする国際的な責務を負っています。
- 核兵器不拡散条約(NPT)などの国際会議において、被爆の実相を伝えることで、核軍縮に向けた議論を前進させる役割を担っています。
解説
1945年8月、広島と長崎に原子爆弾が投下され、一瞬にして数十万人の命が奪われ、生き残った人々も放射線による後遺症に苦しむこととなりました。この凄惨な経験を持つ日本は、世界で唯一の戦争被爆国として、核兵器の恐ろしさを誰よりも深く理解しています。
日本政府は、この立場を背景に「核兵器のない世界」の実現を外交の最重要課題の一つに掲げています。国際社会において、核保有国と非保有国の橋渡し役を務め、現実的かつ実践的な核軍縮の歩みを進めることが期待されています。これは、単なる歴史的事実の表明ではなく、未来の世代に平和な世界を引き継ぐための強い決意の表れでもあります。
コラム
2022年に開催された核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議では、岸田総理大臣が日本の総理として初めて出席し、核軍縮に向けた具体的なロードマップである「ヒロシマ・アクション・プラン」を発表しました。この会議が行われた国際連合(国連)の本部は、アメリカ合衆国のニューヨークに所在しています。
また、日本は国内政策として「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という非核三原則を堅持しています。唯一の被爆国としての道義的責任を果たし、核兵器の使用が二度と繰り返されないよう、被爆者の声を世界に届ける活動も続けられています。