憲法審査会とは、日本国憲法および憲法に関連する基本法を調査し、憲法改正の原案を審査するために衆議院と参議院のそれぞれに設置された常設の機関です。
解説
憲法審査会は、将来的な憲法改正に向けた具体的な手続きを進める役割を担っています。2007年に成立した「国民投票法」の規定に基づいて、それまでの「憲法調査会」を改組する形で設置されました。ここでは、憲法改正案を国会に提出するための具体的な条文の審査や、憲法の在り方そのものについての広範な調査が行われます。
この機関は各議院の国会議員によって構成されており、各党の勢力比に応じて委員が割り振られます。憲法は国の最高法規であり、その改正は国民の権利や国の形を大きく変える可能性があるため、各党が慎重に、かつ民主的な議論を積み重ねることが期待されています。
コラム
憲法審査会の活動は、国会全体の運営ルールに基づいています。例えば、通常国会の会期は150日間と定められていますが、審査会もこの会期の中で議論を進めます。また、国会の本会議を開くには総議員の3分の1以上の出席(定足数)が必要であることや、臨時国会の召集を要求するにはいずれかの議院の総議員の4分の1以上の署名が必要であるといった制度がありますが、憲法審査会もこうした厳格な議会制民主主義の仕組みの一部として機能しています。
以前の「憲法調査会」はあくまで調査が目的でしたが、現在の「審査会」は改正原案を提出する権限に近い役割を持っている点が大きな違いです。