面にはたらく力

一般小学生

まとめ

  • 物体の重さなど、面全体を垂直に押しつける力の合計のこと。
  • この力を受ける面積で割ることで、単位面積あたりの力である「圧力」を求めることができる。
  • 同じ重さの物体でも、接する面積が小さいほど、面にはたらく力は集中して圧力が高くなる。
物理圧力パスカルの原理

解説

面にはたらく力とは、ある物体が他の物体の表面に接している際に、その面全体に対して垂直に作用する力の総和を指します。最も代表的な例は、水平な床に置かれた物体が、自身の重力によって床を押し下げる力です。物理学においてこの概念は、圧力を算出するための基礎となります。圧力は「面にはたらく力 ÷ 力がはたらく面積」という式で定義され、力の大きさが同じであっても、面積が変化すれば圧力も変化するという性質を持っています。

例えば、2000gの重さがあるレンガを置く場合を考えてみましょう。底面の面積が200cm²であれば、1cm²あたりにかかる力は10gとなります。しかし、レンガを立てて置くなどして底面積を小さくすれば、1cm²あたりにかかる力(圧力)はより大きくなります。このように、面にはたらく力がどのように分散されるかを理解することは、建築や土木、さらにはスキー板の設計など、日常生活のさまざまな場面で応用されています。

コラム

密閉された液体気体において、ある一点に加えられた圧力は、その強さを変えずにすべての方向に等しく伝わります。これを「パスカルの原理」と呼びます。この原理を利用すると、断面積の異なるピストンを組み合わせることで、小さな力で非常に重いものを持ち上げることが可能になります。例えば、断面積の比が1:9である2つのピストンにおいて、小さい方のピストンを1の力で押せば、大きい方のピストンには9の力がはたらき、つり合う仕組みを作ることができます。これは自動車のブレーキや油圧ジャッキの原理として不可欠な知識です。

小学生のみなさんへ

机の上に置いた消しゴムや、地面に立っている自分の足など、物と物がふれている面をギュッと押す力のことを「面にはたらく力」といいます。この力は、物の重さがもとになっています。

同じ重さの物でも、ふれている面積めんせきがせまいほど、その面を押し返す力は強くなります。たとえば、雪の上を歩くときに、ふつうの靴だと足がうまってしまいますが、面積の広い「かんじき」やスキー板をはくと、力が広い面に分散ぶんさんされるので、うまりにくくなります。このように、力がどのくらいの広さに伝わっているかを考えることは、理科の勉強でとても大切です。

ルラスタコラム

注射の針が痛いのは、針の先がものすごく細くて、力が一点に集中して大きな「圧力」になるからです。逆に、ゾウはとても重いですが、足の裏の面積がとても広いので、地面にかかる圧力は意外と小さいんですよ。

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