道管

一般小学生

まとめ

【定義】
道管とは、維管束を構成する管状の組織であり、根から吸収された水や肥料分(無機養分)を植物の各部位へと運搬する役割を担う構造である。

まとめ

道管は死んだ細胞が縦に並び、その隔壁が消失して長い管となったもので、根からの水分輸送と植物体の支持を担う。維管束の中で師管と対になって存在し、茎では内側、葉(葉脈)では表側に配置されるのが一般的である。

解説

道管は、植物が陸上で生活するために発達させた輸送システムである「維管束」の主要な構成要素である。主な機能は、根から吸い上げられた水や肥料分を、光合成を行う葉や成長点へと届けることにある。道管を形作る細胞は完成すると死んで中空になり、上下の細胞の壁が突き抜けて一本の長い管となる。細胞壁にはリグニンなどが沈着して厚く丈夫になっており、水分を通すだけでなく植物の体を支える骨組みとしての役割も果たしている。植物の分類においては、維管束を持つシダ植物、裸子植物、被子植物に存在するが、コケ植物には存在しない。葉の内部においては、茎から続く維管束が「葉脈」として広がり、道管は主に表側の「さく状組織」に近い方に配置される。これにより、太陽光を受けて行われる光合成や、気孔からの蒸散によって失われる水分を効率よく補給している。

小学生のみなさんへ

植物が根から吸い上げた水や、土の中にある栄養を全身に運ぶための「ストロー」のような管を「道管(どうかん)」といいます。茎(くき)の中にある、いくつかの管が集まった「維管束(いかんそく)」という束の中にあります。道管は、茎の内側にあり、反対に外側には「師管(しかん)」という別の管があります。植物の種類によって、この管の並び方は違います。ヒマワリなどの双子葉類(そうしようるい)は輪(わ)の形にきれいに並んでいますが、トウモロコシなどの単子葉類(たんしようるい)はバラバラに散らばっています。

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