西側諸国とは、第二次世界大戦後の冷戦期において、アメリカ合衆国を中心とした資本主義や自由主義といった共通の価値観を持つ国々の集まりを指します。
解説
第二次世界大戦が終わった後、世界はアメリカをリーダーとする「西側」と、当時のソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)をリーダーとする「東側」という二つの大きな陣営に分かれ、激しく対立しました。この状態を、武力行使を伴わないにらみ合いであったことから「冷戦」と呼びます。
西側諸国は、個人や企業が自由に経済活動を行う資本主義と、国民が政治の主役となる民主主義を社会の基盤としていました。主な国々には、アメリカ、イギリス、フランス、当時の西ドイツなどがあり、日本もサンフランシスコ平和条約を結んだ後は、西側の一員として国際社会に復帰しました。
コラム
冷戦の「冷たい」という表現は、実際に火器を用いる「熱い戦争」ではないものの、軍備増強や宇宙開発、スポーツ、経済などあらゆる分野で熾烈な競争を繰り広げていたことを象徴しています。
冷戦は1980年代末から1990年代初めにかけて終結しましたが、現在でも、欧米諸国やそれらと価値観を共にする先進的な民主主義国家の総称として「西側諸国」という言葉が使われることがあります。