蒸発

一般小学生

まとめ

【定義】
液体の表面から、その物質が気体へと変化する現象。沸点に達していなくても、表面の分子が熱運動によって空間に飛び出すことで発生する。

まとめ

蒸発は、液体の表面から分子が飛び出して気体になる現象である。沸騰とは異なり、特定の温度(沸点)に達していなくても常に進行している。

解説

物質には「固体」「液体」「気体」という三つの状態があり、これを物質の三態と呼ぶ。蒸発は、このうち液体から気体へと変化する「状態変化(気化)」の一種である。液体を構成する分子は常に熱運動を行っており、表面付近にある分子のうち、特に大きなエネルギーを持った分子が、周囲の引き合う力を振り切って空気中へ放出されることで蒸発が起こる。

よく混同される現象に「沸騰」がある。沸騰は液体の内部からも激しく気化が起こる現象であり、通常はその物質の「沸点」に達したときに発生する。これに対し、蒸発は沸点以下の温度であっても、液体の表面から静かに進行し続けるのが特徴である。洗濯物が乾く現象や、水たまりが消失する現象は、すべてこの蒸発によるものである。また、蒸発の際には周囲から熱(気化熱)を奪うため、打ち水による冷却効果などにも応用されている。

小学生のみなさんへ

コップに入れた水や、雨のあとの水たまりが、いつのまにかなくなっていることがありますね。これは、水が空気の中へ逃げだして、「水蒸気(すいじょうき)」という目に見えない気体に変わったからです。このように、液体の表面からしずかに気体に変わることを「蒸発(じょうはつ)」といいます。おなべでお湯をわかすときに、ブクブクとあわが出る「沸騰(ふっとう)」とはちがい、蒸発はいつでもしずかに進んでいるのがとくちょうです。

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