学習目安 | 小: B | 中: A | 高: S

日野富子

一般小学生

まとめ

小学生のみなさんへ

室町幕府むろまちばくふの8代将軍、足利義政あしかがよしまさの奥さんです。自分の息子を次の将軍にするために、力のある大名たちを巻きこんで、11年も続く大きな戦いである「応仁おうにんらん」の原因を作ったといわれています。

富子はとてもお金もうけが得意な女性でした。戦いの最中に、敵にも味方にもお金を貸して利息をもらったり、お米を高く売ったりして、今のお金に直すと何百億円という莫大ばくだいな財産を築きました。しかし、そのために町の人たちからは「悪女」と呼ばれて嫌われることもありました。

一方で、弱くなった幕府を立て直そうと努力した強い女性でもありました。京都の町に関所を作ってお金を集め、それを幕府の運営や建物の修理に使いました。歴史上、もっとも政治や経済けいざいに大きな影響を与えた女性の一人です。

ルラスタコラム

富子が集めたお金は、実は夫の義政が趣味の「銀閣寺」を建てるための費用にも使われました。わがままな夫を支えるために、彼女は必死にお金を集めていたのかもしれませんね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 日野富子は、室町幕府の何代将軍の妻ですか。
室町幕府の第8代将軍である足利義政の妻(正室)です。
【応用】 日野富子が実子の足利義尚を将軍にしようとしたことが、なぜ応仁の乱の原因となったのですか。
義政に後継者がいなかったため弟の義視を養子にしましたが、その後に富子が実子の義尚を産んだことで、どちらを次の将軍にするかを巡って有力な守護大名たちが対立したためです。
【実践】 日野富子が「悪女」と呼ばれる理由の一つとなった、戦乱の中での経済活動とはどのようなものですか。
富子は戦争で困窮する幕府の財政を立て直すために、京都の入り口に関所を設けて通行税を徴収したり、敵味方の両軍に金を貸し付けて利息を得たりするなど、強い経済力を背景に政治を動かしました。

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