- 個人情報
- 生存する個人に関する情報であって、氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの
- 氏名や住所だけでなく、顔写真や指紋、マイナンバーなどの個人識別符号も含まれる
- その情報単体では特定できなくても、他の情報と容易に照合して個人を特定できるものも含む
- 個人情報保護法によって、企業や行政機関による適切な取り扱いが義務付けられている
解説
個人情報とは、生きている個人を特定できるあらゆる情報のことを指します。現代のデジタル社会では、名前や電話番号といった直接的な情報だけでなく、スマートフォンの位置情報やウェブサイトの閲覧履歴、さらには歩き方の特徴(歩容)といったデータも、個人を識別する重要な要素となっています。これらは「個人識別符号」と呼ばれ、法律でも厳格に保護の対象とされています。
個人情報を取り扱う際には、その利用目的を明確にし、本人の同意を得ることが原則です。特に、人種や信条、病歴などの「要配慮個人情報」は、不当な差別や偏見を生む恐れがあるため、より慎重な管理が求められます。また、情報の真偽を見極める力(メディアリテラシー)を養うことは、自分や他人の情報を守るために不可欠なスキルです。
| 項目 |
個人情報 |
プライバシー |
| 定義 |
特定の個人を識別できる情報そのもの |
私生活をみだりに公開されない法的権利 |
| 対象 |
氏名、住所、生年月日、マイナンバーなど |
個人の秘密、家庭内の事情、私的な感情など |
| 保護の根拠 |
個人情報保護法などの法律 |
憲法13条(幸福追求権)に基づく解釈 |
コラム
インターネットやSNSの普及により、一度流出した個人情報を完全に削除することは極めて困難です。これを「デジタル・タトゥー」と呼ぶこともあります。また、近年では「忘れられる権利」として、検索結果から過去の情報を削除するよう求める動きも活発化しています。私たちは、情報の利便性を享受する一方で、その情報がどのように管理され、どのようなリスクがあるのかを常に意識する必要があります。