ユーステノプテロン

一般小学生

まとめ

【定義】 古生代デボン紀に生息していた、ヒレに骨格を持ち、陸上動物へ進化する過程にあると考えられている魚類。

古生代デボン紀肉鰭類

まとめ

ユーステノプテロンは、デボン紀に栄えた肉鰭類の一種で、その胸びれと腹びれの中に四肢動物の四肢骨と相同な骨格構造を持つ。魚類から両生類への進化的移行を象徴する重要な化石種である。

解説

ユーステノプテロンは、約3億8500万年前の古生代デボン紀後期に生息していた硬骨魚綱肉鰭亜綱に属する魚類である。カナダのケベック州ミグアシャ国立公園などで保存状態の良い化石が多数発見されている。この魚の最大の特徴は、肉質のヒレ(肉鰭)の内部にある骨格構造である。上腕骨、橈骨、尺骨に相当する骨がヒレの内部に存在しており、これが後の陸上動物の腕や脚へと進化したと考えられている。また、ユーステノプテロンは内鼻孔を持ち、エラ呼吸に加えて肺呼吸を行っていた可能性が高い。こうした解剖学的特徴から、水中から陸上へと環境を広げていった脊椎動物の進化過程を理解する上で、イクチオステガやティクターリクなどの四肢形類と並び、極めて重要な位置を占めている。

小学生のみなさんへ

ユーステノプテロンは、いまから約3億8000万年も前の「デボン紀」という時代にくらしていた魚の仲間です。この魚のすごいところは、ヒレの中に人間と同じような「うで」や「足」の骨を持っていたことです。この骨を使って、浅瀬をはい回っていたと考えられています。魚から、カエルやトカゲのような「陸上でくらす動物」へと進化していくとちゅうの、とても大切な先祖にあたる生き物なんだよ。

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